ああ受難

hamaco　「とりあえず準備は整った」
オトン　　「決行するか」
hamaco　「ああ…やるか……」

hamaco　「わたしが抱くから、そっちは袋もっといてもらおうかな」
オトン　　「ＯＫ」


土曜日の日も暮れかかった頃（昼間は用事で出ていたのです）、時は来た。
そう、今日はピセにゃん２度目のワクチンの日Death！　あ、です。
我が家に来てから初の動物病院へ行くのに、まずは安全・確実な猫輸送の定番、洗濯ネットに入ってもらわねばなりません。
当然イヤがるだろうから、ここはオトンと２人がかり。

撫で撫でしてピセの機嫌を見つつ、いけそうならオトンに合図して～と思っていたらガラッと引き戸が開き、モロに洗濯ネットを広げたオトンがおもむろに入ってきた。
ちょっ！ もういくの？ てかピセにネット見せてたら警戒しちゃうYO！
とテンパッたhamaco、ええ～い迷ってるうちに逃げられたら余計てこずる！ とマッハでピセを抱きあげオトン目がけ突進。
が、なぜか彼は半笑いであわあわしている。もっとガバッとネット開いてくれ～～！
ピセはもちろん抵抗し、うなぎのごとく（黒いし）ぬる～～んと逃げ出そうとしたが、オカンの怪力には勝てず。。
ネットに包まれ、ナオ～ンと切なく鳴いたのだった。



hamaco　「（ﾊｧﾊｧ）…なんでちゃんと開いてくんなかったの？」
オトン　　「いやー、いきなり来るとは思わなくて」
hamaco　「袋持っててくれたら抱いて入れるよって言ったやん！」
オトン　　「え、そうだったの？」

「hamacoがピセを抱きあげ、見えないように背後からネットを持ったオトンが近付き、すかさずインする」という作戦を伝えたつもりが、意志疎通がうまくいってなかったようです。
彼は「ピセのキャリーはわたしが抱いていくから、バッグ持ってついてきてくれ」の意味だと思っていたそうな。とほー。

ともあれ、なんとか用意は出来たのでダッシュでタクシー乗り場へ！




「洗濯袋なんぞに突っ込みﾔｶﾞｯﾃｰｰｰ!!!!」

すまんピセ、でもそれ考えたのオカンじゃないから。猫はこぶ時の定石だからね。
あとまだ袋に入っただけで、病院に着いてもないから。


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